日々の作業、お客様の作業経過報告として掲載しております

長期放置エンジンの中身

先日のハチロクですが、まずはエンジン降ろし作業からスタートです

念のため、降ろす前に確認しましたが一応クランクは回ります
以前の記事にも取り上げましたが、長年放置のエンジン内部は思ってるよりダメージを受けてます
なので、クランクが回るから、クランキングするからなどで判断しエンジンをかけると後々後悔する事となります
理由は下記の通り


降ろしたエンジン

補機類を全て取り外し、分解の段取りにはいります


まずはカムカバーを取り外し

カムシャフト周りには錆は浮いてなかったので一安心
ヘッドを降ろし確認


燃焼室は問題なさそうですが、水廻りは錆びとクーラントが固形化したもので埋まってました
シリンダー内部はやっぱりなと言うところ
3番、4番シリンダー錆びてます

これが長年放置してあるエンジンに多い状態
シリンダー側面にリングが錆で固着してます
しかしながら、セルモーターの力を借りればこの状態でもクランキング出来てしまうんですよね
結果、錆で固着してる状態から無理やり剥がされ、リング折れやピストン棚落ちなど起こり、知らずに乗ってるとオイル上がりや圧縮漏れが起きてエンジン不調に至ります

なので、長期動いてないエンジンは必ずエンジンOHを勧めています
壊れてからでは余計にお金かかりますから


さて、分解を続けます


一通り分解を終えました

錆びていた箇所のピストンはご覧の通り

たっぷりと潤滑剤をしみこませて分解したので、幸いリング折れなどはありませんでしたが、ご覧の通り錆でオイルリングが埋まってます
本来、オイルが溜まる箇所に錆が埋まって、リングも錆のカスで固着気味
これでは、エンジンがかかってもまともなはずありませんよね・・・

シリンダー側面はこんな感じ

しっかりオイルリング痕で錆が残ってます

ひとまず、エンジンはこんな状態でした

これで長期放置してあるエンジンのオーバーホールを勧める理由が分かりましたでしょうか?
安易にエンジンをかけるのは危険ですよ!

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