M型エンジン、続いてはシリンダーブロックの分解です
まず、気になったのがコレ
シリンダー側面が錆びてますね
これは過去に長期間エンジンが動いてなかった事を表します
錆の度合いよりますが、一度錆が入るとその後いくらエンジンをかけても取れる事はありません。
そして一番怖いのは、この時にピストンリングも錆で固着していて、無理にエンジンを回した時です
するとどうなるか?
こうなります
一番錆が酷かった3番シリンダーのピストンですが、トップリングが折れてます
錆で固着していたリングが無理やり回されるのでこのように折れてしまいます
結果、この3番シリンダーも圧縮漏れになり、オイルが燃焼室に入りオイル上がりとなります
ほかのピストンも錆びたシリンダーの中を回されていたのでリングの摩耗が激しかったですね
と、まぁエンジンを分解すると色々な事がわかり、過去の様子など有る程度予測できたりします
ただ、これは今回に限らず、長期間動いてないエンジン全てに言える事なので、エンジンがかかったから大丈夫!ではなく、エンジンをかける前にOHをおすすめします。
無理にエンジンを回してから壊れたのでは修理代もプラスされ逆に高くついてしまいますからね!
分解も終わったので、後は洗浄して各部の点検作業となります
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