現在作業中のハチロク作業報告を。。。
最近のハチロクで多い錆箇所ですね
この部分
Aピラーの付け根箇所
やはりルーフのシーラーが割れてる車に多いようです
少しずつ水が入り結果的に腐ってしまいます
ここまでくるとやはり作業的には切開して錆部を取り除き新規で制作するしかありません
表面のパネルを切開して中身はこの状態
もちろん奥側のパネルも取り除き作り直します
切り取った錆パネル
外側はもちろんですが内部にも出来る限り錆止めを吹いてあります
仕上がりはこんな感じで
因みに錆た場所に表面から錆止めなどを塗ってもほぼ意味がありません
やはり根本的な部分を切り取らないと錆は進行しますからね
そしてルーフ回りのシーラー入れ替え作業
地道に古いシーラーを剥がしての作業です
表面はポロポロと案外簡単に剥がれますがパネルの合わさり目に入り込んだシーラーを取るのは大変です
シーラーをまわす前に錆びてはいませんが念の為に錆止めを入れます
これでこの上から新たにシーラーを入れます
で、もう一つ
この部分も塗装にヒビが入ってたので錆だと思い補修の予定でしたがこちらは錆では無く・・・
Bピラーの付け根です
分かりずらいのですがヒビが入っていた原因は錆では無くクラックでした
クラックが入ると言う事はこの部分に負荷がかかっている事になります
今までこの部分のクラックはあまり例が無い場所なので原因をさぐってみるとこのパーツかと・・・
こんな補強バーが取り付けられてました
上下共にシートベルトの取り付け穴を利用して取り付けられた補強パーツ
多分ピラーを補強して剛性を上げようとしたパーツかと思います
しかしこのパーツで部分的な補強をした事によりボディーのよれる力の逃げ場がなくなり結果的にBピラーの付け根にクラックが入ったものと思われます
もちろんこの部分は溶接にて補修しました
ボディー補強はバランスが大切だと思います
ただボディーをガチガチに固めるのが補強では無く補強する場所を考えてある程度ボディーのしなり・ねじれは必要です
補強パーツがダメだと言ってる訳ではありませんが既存の穴を利用するような点と点で繋ぐ補強系パーツはよく考えてからの装着をおすすめします
そんな感じで外装の補修関係は終わったので後は塗装ですね
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