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今回、入庫してきました車はAE86前期です。 千葉県のお客様より作業依頼です。 主な作業内容は、ボディーの全塗装とエンジンチューニングです。 車自体、20年以上前ですので、錆やl腐りなどが多く、それも直していきます。 |
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リアフェンダーのアップです。 完全に中で錆が進行して腐っているのが分かります。 プレスラインもキチンと出ていませんし、フェンダー自体の形まで違います。 お世辞にも丁寧な仕事とは言えませんね・・・ |
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別の角度から。 AE86の場合は、この様な状態の車は結構あります。 今までにも何台、いや何十台も見てきましたから・・・ 酷い車はフェンダーが、まるで無い物までありました。 悲しい事に程度の良い86は少なくなってきましたね。 |
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下側から見ると鉄板がありません・・・ 以前の補修が悪かったのかほとんどパテで整形してあるようです。 |
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お客様のご希望として車を綺麗にしたい!との事でエンジンルームの塗装も合わせて行う事になりました。 ボディーの全塗装と合わせてエンジンルームまで塗装すれば仕上がりは格段に良くなりますからね。 |
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作業を進めるにあたって、ますエンジンを降ろす事からスタートです。 この辺りの作業は慣れたもので、ここまで30分程度。 |
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降ろされたエンジン。 お疲れ様でした。 |
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エンジンを降ろした後は、塗装をするにあたって邪魔な部品はサクサクっと全て取り外していきます。 この状態で錆や、腐れ、シーラーのワレなどチェックしていきます。 |
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86の錆の弱点でもあるストラットとフレームとのつながりの部分。 こちらは助手席側。 |
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運転席側側もこの通り。 こちらは、ブレーキマスターバックやクラッチマスターなどの配管が密集している部分なので液漏れなどで腐れが発生しやすい場所。 助手席側より酷い状態。 更に、この部分は鉄板が二重になっている部分なので水が溜まりやすく錆びて腐る場合が多いです。 |
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バルクヘッド側もブレーキ液漏れなどにより表面の腐食が進んでいる模様。 | ||
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エンジンルームの取り外し作業も終わり、問題のリアフェンダー板金にかかります。 浮いているパテをはぐると、この有様・・・ |
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完全に鉄板が腐り果てて酷い状態・・・ 1センチ近くパテを盛ってありました。 |
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通常であれば、有るはずの「ミミ」がありません。 リアクォーターは2枚の鉄板が合わさって、強度を出している部分ですが、この通りパックリ! ここから室内が見えます(笑) |
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何はともあれ、溶接などしますので内装は全て取り外していきます。 お客様の大切なお車ですので、当社では汚したりしないよう気を使っているつもりです。 この辺の作業は手馴れたものです。 |
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内装がバレた所でリアフェンダーの作業に入ります。 まず、表面を削り、地肌を出します。そこから、腐っている部分を完全に取り除きます。画像が錆びている部分をカットした状態です。 |
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別の角度からです。 リアのフェンダーは2枚の鉄板が合わさって強度が出ています。 この合わさり目に水分などが溜まり、錆が発生するのです。 |
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カット部分には専用の錆び止め剤を塗ります。 ここから、Rに合わせ鉄板を作成していきます。 出来る限りパテも使用しないように鉄板で整形します。 |
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すいません。。。仕事に夢中になり過ぎて肝心な所を写真撮るのを忘れてしまいました。勘弁してください。以後気をつけます。(汗) これは、整形後にサフェーサーを吹いた所です。 |
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わかります?実はこのフェンダー、ノーマルより1.5センチワイドになっています。 オーナー様のご希望により、純正の形を崩さずに、自然に仕上げて欲しいとの事。 どうでしょう?パッ!と見はノーマル!?って感じでよね。 |
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参考までに、こちらがノーマルフェンダーです。 こう比べてみると一目瞭然です。 派手さはないですが、自然に仕上げたい方にはオススメですよ! |
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さて、外装はひと段落した所で、次はスポット増しの作業に入ります。 今回はお客様のご要望でガチガチのボディーにはしたくないとのことでしたので、フルスポットまではしません。 |
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まずは、左右ドアの開口部です。 開口部が大きい所はスポット増しをする事により剛性が上がり効果的な場所です。 ちなみに、この人が板金、塗装担当の次男です。 |
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何十発、いや何百発とひたすらスポット増し・・・ | ||
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純正のスポットとの間にこの様にスポット増しを施していきます。 | ||
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これが、スッポット溶接を終えた後です。 スポット溶接は、0.3〜0.5秒前後の瞬間的な通電で鉄板同士を溶かし溶接されますので、熱の発生が短時間かつ小範囲で済むため「焼け」が少ないのが特徴です。 その為、鉄板を変質させることが少なく、サビの発生リスクも軽減されています。 |
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純正スポットの間に綺麗に打ってあるのが分かると思います。 | ||
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ドア部を終えた所です。 | ||
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次はこの部分。 この場所は足廻りの力を支える場所だけにスポット増しが効果的な部分です。 |
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スポット跡分かりますよね? | ||
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そして、リアハッチの開口部です。 3ドアには非常に効果的な部分です。 開口部が大きい所ほど、ボディーの剛性が下がる場所です。 ねじれや歪みなどが発生しやすい場所なので、この部分を強化することによりボディーの剛性を上げることができるのです。 |
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この様に打っていきます。 | ||
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フレーム下の合わさり目も効果的です。 ストリートで使用するのであれば、この様に各部のツボを抑えたスポット増しがオススメです。 |
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溶接後に液体防錆剤をパネル隙間まで浸透させるよう塗布し、サビの発生を低減させるようにしています。 そういった施しをしませんとパネル合わせ面でサビが進行してしまう為です。 |
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これはサフェを入れた状態です。 | ||
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細かい所も丁寧い色を吹いていきます。 | ||
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車をブースに移動し、色を吹き終えた所です。 | ||
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今回の色は、ホンダのチャンピオンシップホワイトという色。 黄色みがかかった白です。白よりいくらかクリーム色ですかね。 ちなみに、2コートクリア仕上げなのでピッカピカ!です。 |
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タイヤハウスはストリートメインの為錆などを予防する意味で、チッピング処理を施してから色を入れました。 よく見ると、ブツブツしているのが分かりますかね? |
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チッピングとは、よく純正の車のタイヤハウスの中に「ブツブツ」したものが塗装してありますよね?それがチッピングコートってヤツです。飛び石による塗装の剥げ、傷、錆防止に役立ちます。 純正では、コストの面で部分的にしかチッピングコートは塗ってありませんが、今回はタイヤハウス全面に処理を施しました。 これで安心して、これからも乗り続けることができますね! |
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そして、ボディー塗装の為の下処理に入ります。 ここで、なんでこの車は色が黒やら赤やら混ざっているの?と思った方のいるでしょう。 実は、この車は以前の黒の全塗装で部品一つ外さずに塗ったからなんです。バンパーすら外さないで塗装したようなんです。 確かに、部品を外す手間は省けて簡単ですが、仕上がりは・・・です。想像はつきますよね?? なので、こんなマダラ模様なんですね〜 |
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今度はひたすら下処理・・・・ 細かい部分なども念入りに行います。 塗装後の仕上がりが左右する大切な工程なんですよ。 |
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一通り、下処理作業も完了です。 一見、地味な作業ですが、この下処理で手を抜くと、塗装でいくら綺麗に仕上げても、塗膜がパリパリと簡単に剥げてしまったり、耐久性が極端に落ちてしまうのです。 |
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再び、ブースに車を移動させ、ひと段落の一服。。。 |
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一服も終え、マスキング処理に入ります。 | ||
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全塗装の場合などは、新聞紙などは使用しません。 塗装の場合、極端に細かいゴミなどを嫌う為です。 ホコリや細かいゴミなどが出ない、専用のマスキングシートを使います。 |
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コレが全てマスキングを完了した所です。 マスキングの仕方でも細かい所などの仕上がりが変わってきますので慎重かつ丁寧に行います。 |
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この日は乾燥に最低でも一晩置きたかったので、作業は通常の仕事が終わってからも続きます。 色を吹き終えて気づけば夜の10時を回ってました。 あぁ〜腹へったぁ〜・・・ |
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翌日、マスキングを剥がします。 ソリッド色ですが、2コートクリア仕上げで行いました。 クリア仕上げすることで、ツヤ、耐久性なども大きく変わるんです。 |
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ブースから車を出した所です。 大体の形が見えてきましたね! |
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別の角度からも、もう1枚。 | ||
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ここからは、取り外した部品の塗装です。 ドアや、ボンネット、リアハッチ、小物類を塗っていきます。 |
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次男、頑張って塗っています! 次男の着ている服は静電気のおきるのを難い「塗装用の服」を着て塗装しています。 細かなゴミも付き難くなるのです。 この後、隣で撮影していた私にゴミが出るから出て行けと言われたのは言うまでもありません。。。 |
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塗装後の状態です。 | ||
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内側もこの通り、ツルピカに仕上げます。 よく、塗装などしてドアの内側が、ガサついているなんてあるじゃないですか。あれって当社としては納得いかないんですよね。 やはり、こうゆう部分を綺麗に仕上げる事って大切だと当社は思います。 |
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ボディーの塗装作業は終わった所で、エンジンルームの部品の取り付け作業です。 なるべく、一つ一つ部品を綺麗にして取り付けているつもりです。 せっかく、ボディーは綺麗に仕上がっても、部品にパテの粉や汚れが付いていると台無しじゃないですか。 |
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さて、ここからはエンジン担当の長男、私の出番です。 今回はボディーの他に、エンジンチューニングも合わせて行います。 載せるエンジンは、当社のハイコンプコンプリートエンジンです。 カムはIN256、EX256、シングルスロットル仕様。 |
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補記類を綺麗にして取り付けます。 ブラケットやプーリーなどは再塗装して取り付けます。 |
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エンジンを載せ終えた所です。 傷を付けない様慎重に行います。 |
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私がエンジンを作業している間に、次男はモールの塗装に入っていました。 ボディーは綺麗でも、こうゆう所が汚いと台無し。 オーナー様はモールを全て新品に変えたいとのことでしたが、予算の関係上、再塗装で取り付けることとなりました。 ちなみに、モールを全て新品に換えた場合、10万オーバーです。 |
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フロント廻りも同じく再塗装。 純正と同じく、ブラックのつや消しです。 |
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乾燥後、モールを取り付けます。 モールが綺麗だと、ぜんぜん印象がちがいますよね。 |
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リアフェンダーの内側もフロントと同じくチッピングコート後、塗装しました。錆の発生を低減させます。 | ||
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ドアの内側もごらんの通り綺麗に仕上がっています。 元色が黒だなんてもう分かりません。 |
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リアハッチの内側です。 リアハッチは水が溜まりやすく錆が発生しやすい場所です。 それを防ぐ為に当社ではハッチ、ドア、フェンダーの内側(内部)には錆防止剤をスプレーしています。 |
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ドア廻りモールのUPです。 新品にみたいでしょ!? |
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そんなこんなやっている間にエンジンの方も完了しました。 | ||
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ボンネット裏もこんな感じ。 | ||
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細かいボルト類も新品に交換。 頼まれている部分ではないですが、次男の性格なんでしょね。 |
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最後にボディーを磨いて完了です。 |
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完成しました。 よく分かるよう、画像サイズも大きくしてみました。 |
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リアビューから。 |
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リアフェンダーも自然な形で仕上がりました。 |
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エンジンルームもこの通り。 ボディー、エンジン共にリフレッシュしました。 |


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after
当社の作業実例を掲載しています。
■第1回 AE86レビン全塗装・エンジンチューニング編■
2006・8.9
